理解されない苦手な音【聴覚過敏】
こんにちは、らいです。
今日は感覚過敏の一つである聴覚過敏について書きたいと思います。
ブログを開設して、一番伝えたかったことがこのテーマであったりします。
聴覚過敏とは
感覚過敏の一つで、大きな音が苦手であったり、普通の人が何とも思わない音が不快に感じたりする症状です。
聴覚過敏は必ずしも発達障害の方全員が持っているわけではありません。
また、個人個人によって苦手な音の大きさや、苦手な音が違ったりするため、私が下記に書いている例はあくまで私個人の苦手な音であり、すべての方に当てはまるわけではありません。
この世で一番苦手な音
それは、20年以上前から続く年に2回やっている某クイズ番組で流れるSE音全般です。(クイズだけじゃなくてマラソンとかやってるあれですあれ)
特にLeadyGo!から~アンサーチェックまでの間に流れるあの音が刺さって怖い…
検索してたどり着かれた方も「はっ?そんなん普通じゃん!」って思われるかもしれません。しかし、私にはあの音が怖くて脳に刺さるような音なのです。
幼少期、親があの番組が好きだったので見ていました。あの音が流れ始めた途端、大号泣してリビングから脱走します。そして、耳を手で塞いで聴こえないようにした記憶が鮮明にあります。半年に1度の放送ですから、同じことを半年に1度繰り返します!その当時、両親も「なんでこの子はこんな音で泣いているんだ?」とは思いつつ、病気とか全く疑わず20年以上経過してようやく発達障害が判明し、この苦手な音の原因が聴覚過敏であると。
今も無理なのかと言われると、ある時期を境に多少はマシになったものの(SEの音が若干変わった)、昔のトラウマもあって見るのを避けています。
放送時期になると毎年、あの番組の音が嫌い!ってつぶやきを拝見しますので、あの番組が苦手な人が結構いるのかもしれません。
その他の苦手な音
・高周波音
一般の人より高周波音が聴こえるようです。こちらは聴覚過敏を持っている方でもそこそこいらっしゃるみたいです。
例えば、PCとか冷蔵庫などから聞こえる「キーン」って感じの高い音。最近は某社の車の走行音(モーターの音)が気になります(搭載車種が増えるらしいのでビビってる)
・子供の声
赤ちゃんが泣く声であったり、子供が発する甲高い声とか。頭に響きます。
子供が嫌いなわけではないです。
・食器が当たる音
カレーとか食べてる時に金属のスプーンと皿が当たる音が痛いです。
あの時、現在のように発達障害が取り上げられていたら
ここ最近は発達障害が取り上げられるようになって認知度も上がっています。そして、症状の一つである感覚過敏も紹介されることがあります。その当時、現在のように発達障害が注目されていれば、私は親によって幼少期に発達障害が判明していた可能性があったかもしれません。進路も大きく変わっていたことでしょう。
少しでもおかしいと思ったら
自分の子供さんに周りは何とも思わない音なんだけど、子供本人は嫌がっているなど違和感を覚えたら、放置せずに一度疑ってみてほしい。それが小さなサインかもしれません。
自分みたいに発達障害に気づかず20年以上苦しんでほしくない。一人でも犠牲者を減らしたい。それが私の願いです。
心理検査を受けてきた
こんばんは、らいです。
今回は私が受けた心理検査について書きたいと思います。
初回のブログで触れましたが、自分が発達障害なのか白黒つけたい!と思って検査を依頼しました。
検査の予約を入れられたのが初診日から2週間後ぐらいだったと記憶しております(これが最短だった)
予約時に心理士の方から「検査に3時間ぐらいはかかると思っていてください。」と言われたので最低限の覚悟はしていきました。
もくじ
受けた心理検査
- WAIS
- CAARS
- AQ-J
- P-Fスタディ
1.WAIS
よく使われる心理検査
内容は熟語の言葉の意味を答えたり、積み木を使って指示通りのものを作ったりと様々なことをやります。
個人的には積み木が楽しかったです。
時間がかかるので、半分ぐらいのところで休憩をはさんで受けました。
2.CAARS
自己記入式の問診
ADHDの重要度を測る心理検査です。
全66問の質問に「全く当てはまらない」~「非常に当てはまる」のが該当する場所をチェックしていきます。
3.AQ-J
自閉症スペクトラム指標の日本語版
全50問でCAARS同様に自分が該当する場所にチェックします。
33点以上で自閉症スペクトラム障害の傾向が強いと考えられています。
4.P-Fスタディ
24の欲求不満状況に対する反応を見ます。
与えられた場面の吹き出しに人物のセリフを考えて書きます。
結果
<検査の初見より>
全検査IQの判定は97で、判定は平均でした。(平均値が100)
能力間の差が大きいことがわかり、この差により日常生活を送る中で困難を感じられることがあると推察…
集中力が持続せず、何をするにも継続が難しく、能力が発揮されにくいといった現状も、本人の抱える困りごとであると推察されます。
社会適応や対人面、新しい事への取り組みでは困難を感じられることがあると予想されます。
めっちゃ当てはまるし、納得。
検査費用
明細書を紛失したので詳細の金額まで覚えていませんが、保険適用で3000円以内だったことは確かです。
検査の感想等
途中で何度か休憩を挟みながらでしたが、全検査終了まで3時間程度掛かりました。
場所によっては一度で全ての検査を行わず、何回かに分けて検査を行う受診機関もあるようです。
また、他の方のブログ等を拝見していると、WAISの下位検査の詳細を把握している方が多いみたいですが、これも受診機関によります。私の場合、WAISの詳細は貰えず、その代わりに心理士による検査の初見が書かれたものを1枚頂きました。
主治医が言っていましたが、心理検査はあくまで参考資料程度であって、実査時に本人がどのぐらい困りごとを抱えているかの方が重要なようです。
検査結果が出た後の受診時には、発達障害だという診断が下りずグレーっぽいと告げられたので、白黒ついてないじゃん!ってモヤモヤが続いたわけですが、受診を重ねるごとに黒へ近づいていきました。
ADHDだと判明するまで。
はじめまして、ブログ管理人のらいです。
発達障害(ADHD:注意欠陥多動性障害)と診断されて1年に満たないぐらいですが、当事者の立場となった今、何か役に立つことはできないだろうか?と思い、当ブログを開設しました。
誰か一人でもお役に立てることができれば幸いです。
・精神科を受診するきっかけ
大学卒業まで民間を受けるも面接やGDが苦手で上手くいかない。
既卒となり進路変更をして某試験にチャレンジするも失敗、民間にもう1度切り替えて就職活動をするも面接で詰んでしまい、どうしようもなかったのです。
頭の中で物事を考えて喋れずうっかり失言をしてしまったり、自分でも何を喋っているのかわからなくなったり。
なんで面接が無理なんだろうと悩んでいた時にgoogleで「空気が読めない 病気」で検索。ここで発達障害というキーワードを知ります。
それまで発達障害という言葉すら知らないような人間でした。
色々とサイトを巡って辿り着いた先で簡易チェックをしてみることに。
これ以外にも当てはまることが多く、自分が発達障害なのか白黒はっきりさせようと思い、精神科を受診することにしました。
精神科受診から~ 簡単に書きます。
受診当日、通知表を持参して見てもらったり、今までの出来事をDr.に話すも「発達障害じゃない気がする」と言われる。
診断がつくまで病院を巡るのも嫌だったし、早いうちに白黒つけたかったので「心理検査を受けたい!」と頼み込み、初診日から約2週間後に心理検査を受けることになりました。
※心理検査については後日、別の機会に詳しく書きたいと思います。
検査から2週間後、ADHDのグレーと診断される。あれ?
「睡眠で改善されるかもしれないですね。」⇒改善されない
「試しにストラテラを処方しましょうか?」でお試しで処方されたストラテラ40㎎が効く。
多少落ち着けるようになったぐらいであって、不注意と衝動的な要素が沢山。
受診の回数を重ねるにつれグレーから黒(確定)へとなりました。
これまでの生きにくい人生の原因が判明したことでスッキリした部分もあった自分でした。